刮風寨古樹青餅2016年 その1.
製造 : 2016年4月23日(采茶)
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)刮風寨茶坪
茶廠 : 農家
工程 : 生茶
形状 : 餅茶200gサイズ
保存 : 西双版納 密封
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺+鉄瓶
お茶の感想:
ヨガを習い始めて3年経つ。
ずっと初心者だが、最近ようやく呼吸を味わえるようになってきた。
頭でわかっていても身体ではわかっていない。口で言うのはカンタンでもやれるのとは違う。
それでもまだ慣れていないせいで集中力できない。ただのストレッチ体操になる。
上海での”体感を探る”テーマの勉強会は、ヨガと同じように身体の変化に注目する。お茶を飲むごとに身体のどこかに起こっている変化を見つける。
お茶になにかを探すのではなくて、自分の身体のなにかを探す。
医食同源を理解するのに大事なところ。
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試飲する茶葉の一部
刮風寨古樹晒青茶 2017年4月 生茶 春 新葉
刮風寨古樹青餅 2016年4月 生茶 春 新葉
刮風寨単樹小餅 2016年4月 生茶 春 新葉
刮風寨冬片老葉茶 2016年12月 生茶 冬 老葉
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刮風寨は”茶王樹”と”茶坪”が古樹の二大群生地であるが、上の4つのサンプルはすべて茶坪のもの。同じ斜面の半径20メートルくらいにある古茶樹から採取している茶葉。
条件が絞られていて、ちょっとの違いに大きな違いを見つけることができる。
『刮風寨古樹青餅2016年』
今日はサンプル2番めのお茶を試す。
広東の茶友が刮風寨に泊まり込んでつくったもの。そのとき自分は現場にいなかったが、毎日のように茶友から報告を受けていたので手に取るようにわかっている。その後の圧餅の加工には参加している。
2016年4月23日采茶。春の旬をちょっと外した遅めのタイミング。それでも2016年の初摘みである。森の中の古茶樹は新芽の出る時期がやや遅い。
季節は雨季に入ったところ。雨を避けて晴れの日が3日間は続きそうなタイミングを見計らって茶摘みのアルバイトを手配して鮮葉を集める。茶友はもちろん茶坪の森に入って茶樹の下で監視している。
天気が良くて晒干までうまくできた。
新芽が大きく育っていて、若葉の色が薄い。
やや雨の多い季節になったときの茶葉の様子。
繊維がやや硬く、粘着力がないので、揉捻のねじれが甘くなって、茶葉がより大きく立派に見える。
ひとくちでパッと燃え上がるような早春の茶気はないが、春っぽい陽気はまだ残っている。
早春に比べると茶酔いのアタリは穏やかで飲みやすい。
呼吸、鼻の通り、吐く息の温度、心臓の鼓動、舌や口の中の力のかかっているところ、喉から胸の通り、ゲップ、おなら、腹への収まり、耳鳴り、眼に入る光の感じ方、頭の血の巡り、手足の血の巡り、手足・首・肩・背中の筋肉、汗の出方、眠気、覚醒。などなど気付くところはいろいろある。
この訓練をしてゆくと、ふだんの食べものや飲みものの良し悪しは、身体が見つけてくれる。
葉底(煎じた後の茶葉)は、茶葉の質を見る。
お茶淹れの技術も現れる。
個人の体質だが、自分は上火しやすい。上火とは身体に熱がこもること。
上火するとまず眠りが浅くなる。全身がだるくなる。ものを食べるときに舌や唇の内側を噛んでしまったり、口内炎ができたりする。鼻水が出る。喉が乾いてガラガラ声になる。
風邪の初期症状と似ている。
勘違いして、体力をつけようとしてカロリーの高いものを食べると、火に油を注ぐのと同じ。
西瓜(スイカ)を食べるのが熱を取るのに早いが、季節外れでハウス栽培したものや、肥料をやりすぎているものは”涼”の性質を失っているので効かない。
ヨガは上火を鎮火させるのにも効果的であることを最近見つけた。
1時間半ほどかけてゆっくり基本動作を味わう。呼吸をお腹に送り込むの動作が効く。
どういう仕組みで熱を取り除くのか謎。
謎のままでも利用できれば十分。
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)刮風寨茶坪
茶廠 : 農家
工程 : 生茶
形状 : 餅茶200gサイズ
保存 : 西双版納 密封
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺+鉄瓶
お茶の感想:
ヨガを習い始めて3年経つ。
ずっと初心者だが、最近ようやく呼吸を味わえるようになってきた。
頭でわかっていても身体ではわかっていない。口で言うのはカンタンでもやれるのとは違う。
それでもまだ慣れていないせいで集中力できない。ただのストレッチ体操になる。
上海での”体感を探る”テーマの勉強会は、ヨガと同じように身体の変化に注目する。お茶を飲むごとに身体のどこかに起こっている変化を見つける。
お茶になにかを探すのではなくて、自分の身体のなにかを探す。
医食同源を理解するのに大事なところ。
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試飲する茶葉の一部
刮風寨古樹晒青茶 2017年4月 生茶 春 新葉
刮風寨古樹青餅 2016年4月 生茶 春 新葉
刮風寨単樹小餅 2016年4月 生茶 春 新葉
刮風寨冬片老葉茶 2016年12月 生茶 冬 老葉
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刮風寨は”茶王樹”と”茶坪”が古樹の二大群生地であるが、上の4つのサンプルはすべて茶坪のもの。同じ斜面の半径20メートルくらいにある古茶樹から採取している茶葉。
条件が絞られていて、ちょっとの違いに大きな違いを見つけることができる。
『刮風寨古樹青餅2016年』
今日はサンプル2番めのお茶を試す。
広東の茶友が刮風寨に泊まり込んでつくったもの。そのとき自分は現場にいなかったが、毎日のように茶友から報告を受けていたので手に取るようにわかっている。その後の圧餅の加工には参加している。
2016年4月23日采茶。春の旬をちょっと外した遅めのタイミング。それでも2016年の初摘みである。森の中の古茶樹は新芽の出る時期がやや遅い。
季節は雨季に入ったところ。雨を避けて晴れの日が3日間は続きそうなタイミングを見計らって茶摘みのアルバイトを手配して鮮葉を集める。茶友はもちろん茶坪の森に入って茶樹の下で監視している。
天気が良くて晒干までうまくできた。
新芽が大きく育っていて、若葉の色が薄い。
やや雨の多い季節になったときの茶葉の様子。
繊維がやや硬く、粘着力がないので、揉捻のねじれが甘くなって、茶葉がより大きく立派に見える。
ひとくちでパッと燃え上がるような早春の茶気はないが、春っぽい陽気はまだ残っている。
早春に比べると茶酔いのアタリは穏やかで飲みやすい。
呼吸、鼻の通り、吐く息の温度、心臓の鼓動、舌や口の中の力のかかっているところ、喉から胸の通り、ゲップ、おなら、腹への収まり、耳鳴り、眼に入る光の感じ方、頭の血の巡り、手足の血の巡り、手足・首・肩・背中の筋肉、汗の出方、眠気、覚醒。などなど気付くところはいろいろある。
この訓練をしてゆくと、ふだんの食べものや飲みものの良し悪しは、身体が見つけてくれる。
葉底(煎じた後の茶葉)は、茶葉の質を見る。
お茶淹れの技術も現れる。
個人の体質だが、自分は上火しやすい。上火とは身体に熱がこもること。
上火するとまず眠りが浅くなる。全身がだるくなる。ものを食べるときに舌や唇の内側を噛んでしまったり、口内炎ができたりする。鼻水が出る。喉が乾いてガラガラ声になる。
風邪の初期症状と似ている。
勘違いして、体力をつけようとしてカロリーの高いものを食べると、火に油を注ぐのと同じ。
西瓜(スイカ)を食べるのが熱を取るのに早いが、季節外れでハウス栽培したものや、肥料をやりすぎているものは”涼”の性質を失っているので効かない。
ヨガは上火を鎮火させるのにも効果的であることを最近見つけた。
1時間半ほどかけてゆっくり基本動作を味わう。呼吸をお腹に送り込むの動作が効く。
どういう仕組みで熱を取り除くのか謎。
謎のままでも利用できれば十分。
- 2017.07.28 Friday
- プーアール茶2016年
- 03:19
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- by ふじもと